関連キーワードで検索してみると、自身でコンシューマキー及びアクセストークンを設定する形で配布されているサードパーティのTwitterクライアントを使うためだけに、「アカウント毎」に「Twitter開発者アカウント」を申請している方が居る模様。
「『複数アカウントでの開発者アカウントの申請』について『個人用』『業務用』などで分けたい」とかならわかるし、「インターネット上のそれぞれ隔離したキャラクター毎に開発者アカウントを分けたい」とかならこれもわかる。
ただ、「『既にアカウント同士を公に関連付けているTwitterアカウント』のために『それぞれ開発者アカウントを申請する』」というのがいまいち共感出来ず、直接話を伺ってみたりしたので、それについて書いてみる。
Twitterアカウント毎に開発者アカウントを申請している方がそうする理由
これは、apps.twitter.com とdeveloper.twitter.com でも共通の事なのだけれど、Twitterでアプリを作成すると、アプリ管理画面上からアプリを作成したアカウント用のアクセストークン&トークンシークレットペアを生成する事ができる。
これまでは「開発者アカウントの申請・承認なんて不要な状態」だったので、マニュアル等で、
- 各アカウントでアプリを作成してコンシューマキーを入手
- アプリ管理画面上からアプリを作成したTwitterアカウントのアクセストークンを生成する事が出来るのでそれを利用して配布されているクライアントを利用する
という「流れ」というか「マニュアル」をそのまま継承して、「アカウント毎」に「Twitter開発者アカウントの申請」→「承認されたらアプリ作成」みたいな事をしているとの事。
「いくつかのアカウントでアクセストークンが必要なサードパーティのTwitterクライアントを利用したい」という事であれば、別に所有アカウント毎に開発者アカウントを申請してコンシューマキー&コンシューマシークレットペアを得る必要はない
冒頭で挙げているような理由…。
例えば、
- 『複数アカウントでの開発者アカウントの申請』について『個人用』『業務用』等で分けたい
- インターネット上のそれぞれ隔離したキャラクター毎に開発者アカウントを分けたい
等ではなく、「いくつかのアカウントでアクセストークンが必要なサードパーティのTwitterクライアントを利用したい」という事であれば…。
別に複数のアカウントで開発者アカウントを申請する必要はない。
一つのアカウントで開発者申請を行い、承認されたらアプリを一つだけ作成して…。
「コンシューマキー&コンシューマシークレットペアを使って、そのアプリを複数のアカウントで承認する」
という形を取れば開発者アカウントは一つで済む。
具体的には…。
古い記事すぎてそのままでは使う事が出来ないけれど…。
こんな感じに、一つのコンシューマキー・コンシューマシークレットペアから複数のアカウント用の「トークン・トークンシークレットペア」を取得する事が出来るので、ただ、複数のアカウントで、「コンシューマキー・アクセストークンペアが必要な、配布されているサードパーティクライアントを利用したい」というだけならば…。
とか思ってます。